給炭台とアシュピットです。
給炭台の石炭は光栄堂のサンドパウダーを使っています。
シーナリーボンドの水溶液に浸したティッシュペーパーを給炭台の上に載せ、石炭の土台とし、その上に形を整えながら黒のサンドパウダーを撒いて、最後にボンド水溶液で全体を固着しました。
模型の機関車のテンダーに積んでいる石炭と同じような質感に仕上がり、いい感じになったかと思います。
アシュピットはカトーの「スポート・変圧柱」のパーツを使いましたが、レールへの取り付けは道床をくり抜かなければならないので少し面倒です。
今はアシュピット線路が発売されてますので、そちらを使用する手もありますね。
左が砂置き場、右が灰置き場です。
どちらも実物を見たことがありませんので、どう仕上げようか迷いましたが、とりあえず灰はカワイの灰色のカラーパウダー、砂は光栄堂のそれらしい色のサンドパウダーを使ってみました。
しかし固着してみると、どうも砂の感じがイメージと違いましたので、砂にはその上からリアルサンドのナチュラルを撒いています。
灰の方も今ひとつ納得いかないのですが、こちらは見方によっては灰に見えなくもないということで結局そのままにしています。
この灰はアシュピットの中にも撒いてあります。
給水塔のアップです。
上のタンク部分はエナメルのフラットブラックでウォッシングしてますが、土台のレンガ部分はフラットホワイトでウォッシングし、レンガの隙間に白い塗料が残るようにしました。
その後でタミヤのウェザリングマスターを適当にこすりつけ、最後にクレオスのつや消しトップコートを吹いてウェザリングマスターを固着させています。

「スポート・変圧柱」の変圧柱です。
未塗装キットですので、各パーツをタミヤのアクリル塗料で塗装した後、組み上げてます。
柱本体はフラットブラウン、トランスはライトグレイ、碍子はフラットホワイトを塗りました。
組み立てた後に全体をウォッシングし、設置しています。
横に見える踏切板と焼却炉、ドラム缶も「スポート・変圧柱」の付属品です。
踏切板はフラットアースで塗ったのですが、取り付けてみると、どうも実際の踏切とは色の感じが違う気がしてきました。
が、修正するのも面倒なので、そのままの状態になってます。
樹木のアップです。
このジオラマには変化をつけるために樹木を三本立てています。
いずれもカトーのシーナリーセット樹木製作を利用しました。
幹は塗装せず、ウェザリングだけ行って付属のクランプフォーリッジを付けましたが、塗装した方が良かったかと思います。
ちなみにクランプフォーリッジの接着は付属のホビタックよりゴム系ボンドの方が扱いやすいです。
 
砂置き場から給炭台を望みます。
砂置き場で砂をバケツに汲み、給炭台に上って上から人力で給砂するという設定です。
小さな機関区では、実際そうやって給砂を行っていたようです。
ジオラマ上には6体のフィギュアを配置しています。
すべてカトー製です。
リアルサンドはナチュラル、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウンの四種類を使用しました。
二種類ずつ混ぜ合わせ、適当に撒いた後、指でならしてシーナリーボンド水溶液で固着させるというやり方です。
バラストはモーリンのN用バラストのダークブラウンを使っています。
本線にはきっちりとバラストを撒いていますが、機関区内のレールにはごく少量をまばらに撒いてます。
踏切の前後や給水塔付近など、通路となっている所には、砂利敷きをイメージして光栄堂のグレイのサンドパウダーを撒いてあります。
普段はこんな風に、タンスの上に置いてあります。
デスクトップならぬチェストトップジオラマです。
この作品は2009年のポストホビーの鉄道ジオラマコンテストに参加しておりますが、入賞は逃しています。
 トップページへ

国鉄郷州線物語


                                                                                                                        









                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

inserted by FC2 system