客貨車との連結のため、このトミックス製9600もMカプラーを外してカトーカプラー化してあります。
TNカプラーの付属品のMカプラー用スぺーサーを使ってみたところ、ちょうどいい感じにはまりました。
続いてディーゼルカーの紹介です。

こちらはカトーのキハ52です。
郷州山地越えの急勾配がある郷州線では、2エンジン車のキハ52が気動車列車の主力です。
通常気動車列車は、このキハ52を中心にキハ10系やキハ20系を数両連結して運行されます。
最長で5両、日中は2〜3両での運行となってます。
気動車は、このキハ52のみカトー製で、他はみなトミックス製ですので、連結用にTNカプラーを換装しています。
他のトミックス製HG仕様の気動車に比べ、カプラー周りがさびしいのが玉にきずといったところでしょうか。
こちらはトミックスのキハ20系3両で、キハユ二26T車、キハ25T車、キハ20M車です。
この車両を購入して、初めてTNカプラーの実物を目にしたのですが、あまりのリアルさに最初はてっきりダミーカプラーかと思ってしまいました。
これで自動連結や解放ができればいうことはありませんが、いずれそんな時代もくるのでしょうか。
そしてこちらは同じくトミックス製キハ10系で、キハ17T車とキハ11M車です。
バス窓の表現がすばらしいです。
私の少年時代のトミックス製品の印象は、カトー製(当時は関水金属ですが)と比べてディテールの精度が今一つで、おもちゃっぽさが否めなかったのですが、今のHG仕様の製品はカトー製品に見劣りすることなく、むしろ上回っているようにも思えます。
昭和四十年代前半は短距離の盲腸線などを除き、全国各地で急行列車が運行されていた急行全盛時代ですので、郷州線でも急行列車を設定しています。
このトミックス製キハ55系2両セットとキハ26T車による3連が準急から格上げになった急行「きょうしゅう」として一日三往復運行されており、そのうち二往復は東南本線へ直通して、県庁所在地でもある哀愁の城下町愛州(あいしゅう)まで乗り入れているものと想定しています。
T車のキハ26はレールの不具合に敏感で、レールの継ぎ目の段差などで脱線しやすく、テストカー的役割も果たしてくれています。
客車は全部で7両在籍しています。

これはトミックスのオハ61系客車でオハユ二61、オハ61、オハフ61です。
ローカル線の客車といえば、やはりこのオハ61が一番ぴったりくるのではないでしょうか。
C58牽引の旅客列車は、このオハ61系の他にオハ35やスハ32などと編成を組み、朝は6連で郷州から夏樫野へ向かい、夏樫野に2両を留置した後、4連で郷州へと戻ります。
夕方の便は3連で郷州を発車し、夏樫野で朝残してきた2両を連結して、5連の客車を連れ、郷州へと戻ってきます。
この設定で3連から6連までの客車を連れた蒸機列車の運転を楽しんでいます。
こちらはカトー製のオハ35系でオハフ33とオハ35です。
オハ35系は、ローカル線用のオハ61系よりはワンランク上の客車で、ごく少数郷州線に所属しているという設定です。
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国鉄郷州線物語











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